バレエ歴は20年のみずみず(@channmizuu)です。しかし、例えばフェッテなどいまだにできない動きも多々あり、どうしたら少しでも上達できるのか日々研究しています。
各種SNSでバレエアカウントを眺めていると「上達したい」という心の叫びが毎日聞こえてきます。
そこで、私が有名バレエダンサーのレッスンで得た学びの中から、大人バレエ初心者の方も含めて、私たちが明日から真似できそうなことをシェアします。このブログでは視点を変えて書くことにしました。
この記事は以前にX(旧Twitter)で100以上のいいね、約6,000回の閲覧回数をいただいたポストをブログ用に書き直したものです。
背景:誰よりもバレエが上手な人を見てわかったこと
以前、とあるオープンクラスで、二山治雄さんのレッスンを受講しました。さらに、そのレッスンを受講する前に一つ前のクラスでご本人がアップをされているところも拝見しました。
この方、なんと2014年に若手ダンサーの登竜門とされる「ローザンヌ国際バレエコンクール」で優勝した方です。これは、一般の番組でもニュースとして取り扱われるレベルの快挙です。
当時、私は彼のソロルのVaを見て、「なんじゃー?!この子は?」と腰が抜けました。そういう人は私だけでなはいはず。誰よりも美しかったです。今でも本気でそう思います。
私がライターだったら、彼の実演でバレエ教則本作りたいくらいです。あらゆるパのお手本を見たいと思ってます。
バレエが上手な人が上手である理由。ローザンヌ優勝者から学ぼう!
さて、至近距離で二山さんのお手本を観察した結果、わかったことがあります。それは…
すさまじく基礎に忠実!!!
はい、これが本ブログの結論です。いま「そんなの当たり前じゃん!」ってこと書きました。
でも、釈明させてください。ここで言いたいのは、絶対にこの当たり前の基礎を100%遂行でき、いかなるときも外さないということです。上手い人=当たり前の基礎を常に100%出来る人なんですよね。
上手な人って「あ、いま姿勢が崩壊した!」とか「あ、いま5番入らなかった!」とかないんですよね。
さすがに今から私たちが真似することなんてできませんが、大人の初心者でも明日から意識できることとして、見えてきたことが3点あります。
- 上半身を正しく保つ
- 毎回5番に入れる
- 足の指を使う
これ、先生にいつも言われてません?何を隠そう、わたしもそう思いました。
上達するために明日から私たちができること3選
私が考える、大人の初心者でも明日から意識できそうなことは3点あります。ここから詳しく見ていきましょう!
上半身を正しく保とう
どんなに難しいことをしても上半身が絶対にブレません。常に同じ姿勢を保っています。上半身、つまり背骨がブレないから、いかなるときも軸がぶれないんですね。
男性特有の大きなジャンプを飛んでも上半身が散らかることがありません。おそらくどのタイミングを切り取られても常に同じ姿勢で映るんでしょう。素晴らしい・・・。
ちなみに、私はグダると顎が散らかるんですよね。たとえば、足をあげようとするときに顎が上がるのですが、この日から顎が暴走しない範囲で足を上げることにしました。
毎回5番にきちんと入れよう
どんなことをしても必ず足が5番に収まってるんですよね。精密機械のように。毎回、5番に入れられるのは自分の動きを正確に最初から最後まで把握しているからだと思います。
この日から、中途半端な3番みたいなダラけたポジションで誤魔化すのはやめましたね。さすがに私ごときが毎回5番に収めるのはまだ無理なのですが、気持ちは毎回5番です。
こういうことは、できなくても意識しておくことが必要なので、まずは気持ちは毎回5番で頑張ってみましょう。
足の指を使おう
タンジュなどで足を出すときに必ず足指をしっかり使ってから、つま先を伸ばすという一連の動作をきちんと行う。
タンジュはバレエの基本中の基本ですが、足を各方向に出せばいいってわけじゃないんですよね。足の指を動かすことを怠らないこと。これが美しいつま先につながっていることがよくわかりました。
目を皿のようにして、足元をきっちり観察してきましたが、バレエシューズの中で足の指がしっかり動いているのがよくわかりました。
タンジュでこれができなかったら、そのほかのパでは絶対にできなので、まずはタンジュで超がんばってみています。
まとめ
繰り返しになりますが、二山さんのお手本を見て、ひとつひとつの「当たり前」を積み重ねて常に100%出来る人が上手な人なんだとよくわかりました。
もちろん、レベルアップすれば回転力、跳躍力、足を高く上げる力も必要です。基礎があるからレベルアップできるのです。どこまでも基礎を大切にすることが上達への近道だと強く感じました。
大人の方だとどうしてもテクニックに挑戦したくなってしまうものだと思います。でも、いまいちど、基礎を見直してみんなで上達しましょう!