胸がないほうがよいとされるバレエの世界で、胸が非常に大きい私はGカップあります。こういった体型でも好きなレオタードを着るにはどうしたらいいかを体を張って(?)研究してきました。
近年、大人のバレエ人口が増えるにつれて、大人向けの可愛いレオタードが多数販売されるようになってきました。しかし、胸が大きい私の体型では着れないものが多く、一時期は可愛いレオタードを着ることを諦めていました。
それでも、「私だって可愛いレオタードが着たいんじゃ!」と思い続け、数年かけてどうしたらよいのか研究してきました。その結果、いまではレッスンのたびにコーディネートを楽しむことができています。
色々なメーカーのレオタードを買ってきたので、お金もかなり使っています。多分10万円以上は使っています。同じように胸が大きいことで悩む、大人バレエの同志たち向けにレオタードの選び方を書いていきたいと思います。
背景:大人の体型になったらレオタードが入らない!?
私は10年超のブランクを経て、バレエを再開した大人の再開組です。再開前と比べて変わってしまったのは「体型」です。特に、ブランク中に胸がかーなーり成長して、巨乳に進化してしまったのです。
すると、子供時代には想像もしなかったことが起きます。
レオタード が入らないYO!!
まさか私の最終形態がこうだとは、子供の頃には想像もしていませんでした。
「買ってみても入らなかった・・・」「レッスンしてみたら動きにくかった・・・」など、そんなことを何度も経験してきました。
しかし、世の中を見渡せば、胸が大きいダンサーは意外といるのではないかと思います。
先日、英国ロイヤルバレエのシネマを見てきましたが、胸が揺れているダンサーがいたのです。目視できるほどに。この業界はこれまで病的に痩せているのが当たり前の世界だったのですが、だいぶ価値観が変化してきたように思います。
プロでも変化してきているのですから、私たちの趣味の大人バレエ業界ではもっとそういった方がいらっしゃるのでしょう。
だからこそ、「体型を気にせず堂々と可愛いレオタードを着ましょう!」ということで、数年にわたり研究をした結果を胸が大きい同志たちのためにまとめました。
レオタードの選び方のポイント2点
選び方のポイントは、シンプルに2点しかありません。
- ガースのサイズが合っているか?
- 布の量が少ないか?
その理由を次項で書いていきます。
ガースを確認したほうがいい理由
特にインターネットなど、試着せずに買う場合は必ず「ガース」のサイズを確認してください。ガースとは、一番肩から股下を通り、さらに元の肩に至るまでの長さのことを言います。
実は、身長やバストの寸法を確認してもあまり意味はありません。目安の身長はまったく当てになりません。なぜなら、人によって足の長さや胴の長さや厚みが異なるためです。
レオタードは胴体に身に着けるものですから、胴体のサイズに合わせることが重要です。私もこれに気づいてからはサイズ選びに失敗したことがありません。
もしインターネットなどで購入する際に、商品紹介に記載がなければ、問い合わせてみてください。
布の量が少ないほうがいい理由
当たり前ですが、胸元や背中の部分に布が多いとキツくなります。袖があると、さらに苦しくなります。物理的に制約ができるからです。Vネックなど胸元や背中が開いているものを思い切って選ぶほうが着ることができます。
実は、少しくらいガースが小さくても布の量が少なければ着られます。
たまに首、背中、鎖骨などをレースやメッシュで覆うデザインなどがありますが、これはあきらめましょう。私も試しましたが、無残にもレースが裂けました。悲しすぎる。
具体的におすすめしたいレオタード3選
具体的にどこで買えばいいのでしょうか?海外メーカーにオーダーして取り寄せという選択肢もあるのですが、まずは国内でだれでも入手しやすいものを書いていきます。
チャコット(Chacott)のキャミソールレオタード・レディースLサイズ
王道のチャコット。Lサイズが大きめの作りになっています。キャミソールが最もおすすめですが、ほかのデザインでも着ることができます。お値段は1万円程度。
>>【チャコット 公式(chacott)】キャミソールレオタード(プリンセスライン入り)
特に、シンプルな無地のキャミソールがおすすめです。1つ持っておくことをお勧めします。なぜならば、レオタードの選択肢が少ない私たちでも無地のレオタードであれば、スカートなどでコーディネートを楽しめるからです。
「いきなり1万円は出せないよ」という方には、チャコット(Chacott)と同じようなシンプルなデザインのレオタードを販売している、ジーマックス(zeemax)もおすすめです。高くても4,000円程度のお手軽価格です。ちなみに、私はXLサイズを着ています。
>>Zeemax キャミソール 胸パッドポケット付きバレエレオタード
スティナ(stina) Type G cross・Lサイズ
このデザインのよいところは、背中がクロスになっているところです。お値段はこちらも1万円程度。
このメーカーは割とサイズが小さい作りで、生地にサポート力があるのですが、このタイプであれば背中に余裕があります。(つまり布の量が少ない!)しかも、ある程度サポート力にも期待できる優れものです。
万が一、痩せても後ろのクロスで調整できます。同メーカーの他のデザインは最大サイズでも入りませんでしたが、これだけは着ることができました。
ぜひ、何か月かに1回しかないカスタムオーダーの注文期間を見逃さず、注文してみてください。柄が可愛すぎてたまりません!私は5枚持ってます(笑)
Instagramのハンドメイド作家さんに頼む
Instagramには、たくさんのハンドメイド作家さんがいらっしゃいます。
既製品ではないので、融通が効く可能性が高いです。しかも、既製品より価格帯が低い!作家さんに素直にサイズを伝えてみてください。私は相談に乗ってもらえました。
Instagramで、例えば「#手作りレオタード」「#レオタード制作」などと検索したらヒットします。
私は、アトリエねこのステップ(@atelier.pas.de.chat) さんに依頼し、以下のレオタードを制作していただきました。サイズもぴったりで、可愛い!ありがとうございました。
「露出は恥ずかしいよ!」「下着はどうするの?」という方への解決策
これも私も試行錯誤を繰り返し、解決策を常に研究してきました。ここでは私が考える最適解を紹介します。
露出が嫌なら重ね着すればいい
「露出は恥ずかしいよ」という方には、アームカバーがおすすめです。これ、優れものなんです。前が開いているので胸がつっかえません!しかも、可愛いレオタードの柄やデザインを覆い隠してしまうこともありません。
私の場合、秋冬はこちらを必ず使っています。
>>【チャコット 公式(chacott)】アームカバー
下着はダンスブラを使う
残念ながら、サポート力が十分なブラジャーはあまりありません。「レオタードを着ずにTシャツでもいいよ」ということであれば、スポーツブラなどが使えるかもしれません。
私は「どうしても可愛いレオタードを着たい!」と考えていたので、ブラジャーもあれこれ試してきました。その中でも、実際に使ってみてよかったブラは、専用のダンスブラ。これは見える部分のストラップが肌色や透明になっていて、目立ちません。
>>ユーロスキン ダンスブラ
まとめ
大人バレエ向けレオタードの選び方を胸が大きい私が数年研究した結果をお伝えしてきました。
選び方を工夫することで、どんな体型でも可愛いレオタードは着られます。必ず確認してほしいのは、ガースのサイズ、布の量です。ただし、可能であれば「試着」をおすすめいたします。
好きなレオタードを着て、バレエを目いっぱい楽しみましょう!